2022年12月15日
外壁塗装をお考えの方はいらっしゃいますか。
外壁塗装を依頼しようと考えていても、まずはどれくらいの相場なのかを知りたい方は多いと思います。
どの程度の費用がかかるかわからないと、不安なことが多く、塗装を依頼することは難しいでしょう。
そこで今回は、外壁塗装にはどれくらいお金がかかるのか、費用相場やその内訳、また費用を支払うタイミングについてご紹介いたします。
ぜひお役立てください。
□外壁塗装の費用相場について
外壁塗装をお考えの方で、まずはある程度の相場を知りたいとお考えの方は多いと思います。
そこで、ここでは外壁塗装の相場について坪数ごとにご説明します。
・10坪でおよそ20~40万円
・20坪でおよそ40~70万円
・30坪でおよそ60~100万円
・40坪でおよそ80~130万円
・50坪でおよそ100~160万円
・60坪でおよそ120~200万円
・70坪でおよそ140~230万円
・100坪でおよそ200~320万円
ここでは坪数を目安にして外壁塗装の相場を見ていきました。
しかし実際は、坪数ではなくその塗装面積によって外壁塗装の値段は変わります。
そのため、より正確に依頼したい塗装の費用を知りたい方は塗装したい面積を具体的に調べるようにしましょう。
一般的な外壁面積は延べ床面積を1.2倍することでおおよその大きさが計算できます。
ぜひ参考にしてください。
□費用の内訳について
ここでは具体的に外壁塗装の費用の内容はどのようになっているのかについて説明します。
費用の中身を知ることで、外壁塗装の会社から提出される見積書をより深く理解できます。
ぜひ参考にしてください。
費用の代表的な項目を見ていきましょう。
1つ目は材料費です。
材料費とは、外壁塗装に用いる塗料や周りの環境に配慮するための飛散防止ネットなどの費用のことです。
続いて、材料費の多くを占める塗料の相場について紹介します。
塗料にはアクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素といった種類があります。
アクリル塗料は比較的お手頃ですが、耐用年数は短いです。
そのため、長期的にみれば比較的値段が高い塗料のほうが節約になる場合もあります。
塗料を選ぶ際は値段だけではなく、その耐用年数を見て選ぶようにしましょう。
2つ目は足場代です。
足場代とは塗装をする外壁の周囲に仮設する足場を設置するための費用です。
外壁塗装をする場合、足場を設置することで作業を行う職人の安全を確保したり、周りの環境に配慮するために飛散防止ネットを設置できたりします。
足場代の相場は、足場の面積に単価をかけることで簡易的に算出できます。
しかし、設置する環境や外壁の高さによっても異なるので注意が必要です。
3つ目は人件費です。
人件費とは実際に外壁塗装をする職人といった塗装の作業に関わる人すべてに対して支払う必要がある費用です。
人件費の単価は職人のレベルによっても異なります。
また作業内容によっても払われる人件費は異なります。
相場としては、飛散を防止するネットをはる作業は、1平方メートルあたり100〜200円です。
また、実際に外壁塗装を行う前に壁を洗浄する作業は、1平方メートルあたり100〜300円かかります。
外壁近くの塗料が付くのを防止したい場所に養生を使って保護する作業には、1平方メートルあたり250〜400円必要です。
外壁塗装を行う前に、壁の劣化している箇所をシーリング材で修繕する作業は、増し打ちの場合で1平方メートルあたり500〜1000円、打ち替えの場合は1平方メートルあたり900〜1500円かかります。
そして、外壁塗装を行う前に悪くなった下地を補修する作業は、1平方メートルあたり1700〜2500円かかります。
その他の人件費としては、現場を管理する人に当てられる費用や廃材を処理してもらうための費用があります。
4つ目の費用はその他の費用です。
これは、会社の交通費や細かい事務手数料などの外壁塗装工事を行うにあたって必要な諸費用のことです。
費用の項目の割合としては、費用全体の約20パーセントが材料費、約20パーセントが足場代、約30パーセントが人件費、残りの約30パーセントがその他の費用です。
□塗料代の費用相場
ここでは、上記では詳しく説明しなかった塗料の具体的な相場について説明します。
塗料はその種類によって相場と耐用年数が異なります。
光触媒はおよそ15年ほどもち、1平方メートルあたり5000〜5500円です。
フッ素はおよそ15年ほどもち、1平方メートルあたり3500~4500円です。
シリコンはおよそ7〜10年ほどもち、1平方メートルあたり2500円〜3500円です。
アクリルはおよそ3〜5年ほどもち、1平方メートルあたり1000円〜1200円です。
上記で述べたように、耐用年数にも違いがあるため、値段だけで塗料を決めるのはおすすめしません。
□外壁塗装の費用を支払うタイミング
ここまで外壁塗装の費用の内容や、その相場について説明いたしました。
ここではその外壁塗装の費用を支払うタイミングについて説明します。
支払うタイミングは非常に重要です。
おかしなタイミングで支払いを要求する会社は怪しい会社の可能性があるので注意しましょう。
押さえておくべき支払いタイミングは以下の3つの場合があります。
・工事の前に全額費用を支払う場合
・工事の前に50パーセント、工事の後に50パーセントを支払う場合
・工事をすべて終えた後に全額支払う場合
1つ目は、工事の前に費用を全額支払う場合です。
工事前に全額支払う場合は少ないので、注意が必要です。
しかし、金額が少額の場合や小規模の工事の場合は、工事前に全額支払うこともあるので覚えておきましょう。
2つ目は、工事する前とそのあとで半分ずつ費用を払っていく場合です。
全額後払いが当たり前ではないかと考える方も多いと思います。
しかし、会社によっては自社で在庫を多く置いておけなかったり、無駄をなくすために工事が受注されてから材料を購入したりする会社も存在します。
このような形態の塗装会社の場合、作業前に用意してもらった費用の半分を用いて材料を用意して、作業が完了して塗装を終えた後にあと半分の費用を受け取る方法をとることが多いです。
3つ目は、工事が終わった後に全額支払いを行う場合です。
工事後にお金を支払うのは、お客様としても安心して支払えるでしょう。
会社のその時の状況や、お客様の住んでいる地域の会社、お客様の状況によって支払う方法は変わりますのでぜひこの3つの支払うタイミングを参考にしてください。
□見積書を確認する際にチェックするポイント
実際に会社と契約をする場合、見積書を確認するタイミングがあると思います。
見積書を確認するときに何を見たら良いか不安な方は多いと思います。
ここでは見積書を確認する際の見るべきポイントについて説明します。
1つ目のポイントは塗料のメーカーの名前と商品名が見積書に明記されているかという点です。
これは同じ塗料によってもそのメーカーや商品名によって価格が異なるため確認する必要があります。
また価格が同じでも含まれている原料に違いが存在する可能性があるので、どのメーカーのなんという商品かまで確認するようにしましょう。
2つ目のポイントは、塗装面積が「平方メートル」であらわされているかという点です。
塗装の面積によって費用の人件費や材料費が変わっていきます。
塗装の面積を使って材料費に関わる塗装量を算出するため、塗装の面積がきちんとこの単位で表記されていることは、塗装面積から塗装量が算出されたとわかるポイントです。
3つ目のポイントは、作業に使用する塗料の数量が明記されているかという点です。
塗料の数量は、外壁塗装においてどれくらい塗料を使うかを表しています。
外壁塗装に適切な塗料の量は、その塗料メーカーによって決められているので、その定められた量より多い場合や少ない場合は注意しましょう。
□外壁塗装に適した季節について
ここまで外壁塗装を行う場合に必要となる費用について主に説明しました。
ここでは費用やその他の面から外壁塗装に適した時期について説明します。
先に結論から述べると、外壁塗装に比較的適した季節は3月〜5月または9月〜11月です。
このような適した季節がある理由は、塗装する場合に適した環境条件があるためです。
この適した環境条件は以下のものです。
・気温が5度以上で、湿度が85パーセント以下であること。
・降雪、強風、降雨といった厳しい環境でないこと。
・結露が発生していないこと。
逆にこの3つの条件が満たされていない環境や季節で塗装工事を行うと塗装の不具合を起こすことがあります。
塗装工事が全くできないわけではありませんが、適した時期より工期が伸びる可能性があるでしょう。
3月〜5月または9月〜11月などの春や秋の季節は、基本的にこれらの条件を満たす日が多いため、塗装工事に適した時期であり、その工事依頼も多いです。
また一方で、この春や秋以外の季節では、塗装工事に比較的適していないため、工事依頼が少ないです。
そのため、塗装会社にとっては仕事が少ない時期であり、依頼をとるために値引きをしてくれる可能性が高まります。
お客様の工事内容やご予算に合わせて最適な時期に塗装工事を依頼するのがおすすめです。
□まとめ
ここまで外壁塗装にはどれくらいお金がかかるのか、費用相場やその内訳、また費用を支払うタイミングについてご紹介いたしました。
外壁塗装はどの塗料を使うのかによっても値段が変わります。
また塗料についても長期的にみれば、価格が比較的高い塗料のほうが良い場合もあるでしょう。
お客様にあった塗料選びの参考にしていただけると幸いです。
当社は君津市周辺で外壁塗装を行っています。
記事に関して何かわからないことや気になることがある方は、お気軽に当社までご相談ください。