2022年11月30日
外壁塗装を考えているけれど、工事期間がどれくらいかかるかわからなくて不安な方は多いと思います。
そんな方のために、今回は外壁塗装の期間がどれくらいかかるかについてご説明します。
ぜひ参考にしてください。
□外壁塗装の日数はどのくらいかを解説します！
外壁塗装がどのくらいの期間かかるかは、その塗装面積だけでなく住宅の外壁の種類によっても変わります。
そのため、戸建て・マンション・アパートの場合に分けて塗装にかかる期間をご紹介いたします。
＊戸建ての場合
会社やその日の周りの環境によって多少の違いはありますが、基本的には10日～14日程度です。
また作業する人数によっても期間は変動します。
人件費は増加しますが、期間を少しでも短くしたい方は作業に従事する職人の人数を増やして期間を短くできることもあります。
＊マンションの場合
マンションの場合は1か月〜2か月程度かかります。
マンションの塗装期間も、戸建てと同じようにその日の天気や湿度といった周りの環境、作業をする人数によって変わります。
それに加えて、マンションの場合は足場の設置にかなりの時間がかかること、また規模も大きく職人の作業所の仮設をすることもあるため、基本的に他の住宅よりも期間は長くなっています。
マンションの規模が50戸未満であれば1か月〜2か月で終わりますが、それ以上の場合は2か月以上かかることもあると覚えておきましょう。
＊アパートの場合
アパートの塗装期間は14日〜21日程度です。
アパートの塗装期間も、その日の天気や湿度といった周りの環境、作業する人数によって変わります。
マンションよりは期間が短いですが、アパートは戸建と違い外の階段に塗装する場合もあるので戸建てよりは長くなっています。
□工事に入るまでの流れについて
ここまで期間について説明しましたが、塗装が始まる前にどのような流れがあるのかについて把握している人は多くないでしょう。
ここではその塗装前の流れについて解説します。
まず外壁の異常に気づくことから始まります。
外壁は周りの自然環境、例えば紫外線や雨風に毎日さらされる中でだんだんと劣化していきます。
一般的には以前に塗装してから約10年で再度塗装をするべきと考えられています。
そのため、10年が近づいていたら簡単に周りの壁をチェックするようにしましょう。
塗料によって塗り直しまでの期間は異なるので自宅の外壁に使われている塗料について調べておきましょう。
自身でのチェック方法としてはチョーキング現象が起きていないかを判断しましょう。
チョーキング現象とは、外壁の劣化の中で最も一般的なものです。
特徴としては触れると白い粉が付きます。
他には外壁にはがれている部分がないか、ひび割れが起こっていないか、について調査しましょう。
塗料の塗り直し期間が経過していて、上記のような症状がある場合は塗装を依頼するのがいいでしょう。
ここで塗装の依頼を決めた場合、次に見積もり依頼を出しましょう。
見積もり依頼を出した後は、基本的には依頼した会社が調査に来ます。
会社によって違いはありますが、依頼を出してから1〜2営業日後に調査に来ることが多いです。
基本的には、住宅の築数や前に塗装した時からどのくらい期間が空いてるかについて調査します。
また住宅の調査だけでなく、塗料は何を使うのか、どこを塗りたいのかについても聞かれるので、会社が来る前に自分の要望をまとめましょう。
調査や要望のヒアリングは約1時間で終わる場合がほとんどです。
この調査後に会社が見積もり案を作って、提案したものに了承すれば、その後契約に至ります。
契約時には、会社のカラーシミュレーションが必ずしも正確ではない可能性があることに注意しましょう。
□工事の工程ごとの流れや期間について
ここまで工事前の流れについて説明しましたが、ここでは実際に工事が始まってからの流れについて解説します。
流れは大きく分けて以下の通りです。
まず、工事の準備や近隣への周知を行います。
次に、足場の仮設設置、飛散を防ぐシートを張ります。
その後、工事箇所を清掃して、外壁の下地の処理や養生を行います。
それらの工程が終わると、塗装に入ります。
そして、見直しや点検を行い、最後に作業場所の片付けや足場を撤去します。
上記が工事の流れです。
ここから1つ1つの工程ごとに、その具体的な内容やそれにかかる期間を説明します。
1つ目の段階は工事の準備、近隣への周知です。
工事は期間が短くても10日程度はかかりますし、塗料を使うためどうしてもにおいが周りに広がってしまいます。
そのため、作業を本格的に開始する前に近隣への周知、挨拶をしましょう。
2つ目の段階は足場の仮設設置、飛散を防ぐシート張りです。
外壁の塗装には足場の設置が不可欠です。
基本的に外壁は高いので、安全かつ効率的に作業をするために足場は必要です。
また、足場を設置することでそこに飛散を防ぐためのシートを張ることが可能です。
周りの環境に配慮するためにこのシートは非常に重要になります。
基本的にこの段階は1日で終わりますが規模や会社によっては1〜2日増加することもあります。
3つ目の段階は工事箇所の清掃です。
塗装を始める前に、外壁のカビやコケ、汚れを高圧洗浄機の水圧で洗い流します。
外壁が汚れていると塗装に支障が出るため必要な作業です。
一般的には洗浄には1日ほどかかります。
また洗浄した後1〜2日かけて乾燥させます。
そのため、工事箇所の清掃は全体として、3日ほどかかるでしょう。
注意点としては、壁の汚れがひどい場合は清掃の時間がのびることもあります。
また高圧洗浄の作業は大きな音が出るので、音が苦手な方は注意しましょう。
4つ目の段階は外壁の下地の処理、養生です。
外壁の下地の処理とは、塗装する前に外壁に対して必要な処置のことです。
具体的には前の塗装の膜がはがれそうになっている場合、それをはがす作業があります。
この下地の処置は基本的には1日で完了しますが、外壁の劣化具合がひどい場合は2〜3日かかる事もあります。
養生処理とは住宅の塗装しない部分に塗料が付着するのを防ぐために、保護をするシートを張る作業のことです。
基本的にはエアコンや窓ガラスにこの処置を行います。
5つ目の段階は塗装の作業です。
塗装作業は特に雨といった周りの自然環境に大きく左右されます。
多少の誤差はありますが、この段階の完了には3日はかかるでしょう。
6つ目の段階は見直しや点検です。
施工会社とともに作業の完了具合を確認します。
この際に妥協をせず、塗りのむらや塗り忘れがないかチェックすることが大切です。
塗り直しのことも考えて1日はあると考えておきましょう。
最後の段階は作業場所の片付け、足場の撤去です。
この工程は一般的には1日で終わります。
□日数は伸びることもあることについて解説
ここまで説明したように、基本的には外壁塗装には10日〜14日かかります。
しかし、場合によっては期間が伸びることもあります。
ここでは延長する場合についてご説明します。
1つ目は外壁の経年劣化が普通よりひどい場合です。
このような場合、外壁の下地の処理に通常より時間がかかるため工期全体が長くなります。
2つ目は風や雨などの天候によって塗装の乾燥に時間がかかる場合です。
基本的に塗装は外での作業です。
天候が悪い場合は、塗料が乾燥しないので次の段階に進めないので注意しましょう。
□塗装中に気をつけるポイント
工事中に気をつけたいポイントについてご説明します。
1つ目のポイントは作業を実際に確認することで、2つ目のポイントは工程が予定通り進んでいるか確認することです。
この2つのポイントをおさえて問題なく工事を完了しましょう。
以下では、それぞれのポイントについて具体的に説明していきます。
1つ目のポイントに関しては、ちゃんと見ていることを行動で会社に伝えられます。
またその住人にしかわからないこともあるので、作業中に見ることで何か重要な点に気づくこともあるでしょう。
これによって失敗の可能性を最小限におさえられるでしょう。
2つ目のポイントに関しては、しっかりと確認することで、コミュニケーションエラーを最小限におさえられます。
自分の要望を伝えた担当者と考えが食い違っていることや、その担当者から作業を行う職人に正しく要望が伝わっていないこともあります。
そのため、工程について逐一確認して、要望通りに工事してもらうようにしましょう。
□塗装中の生活について解説
塗装中の生活で注意するべき点をご紹介します。
1つ目の注意点はずっと家にいる必要はない点です。
作業の間はずっと家にいる必要があるのではないかと考えてる人は多くいらっしゃると思います。
しかし、実際にはこの必要はなく、塗装は基本家の外で行う作業なので家にいなくても問題なく工事は実施されます。
注意点としては、足場を設置する際の確認や完了した時の調査は立ち合いが必要であることです。
そのため、必要な時には家を留守にしないように、担当者と打ち合わせしておきましょう。
2つ目の注意点は洗濯物を干せない点です。
基本的に洗濯物を外に干せないことを理解しておきましょう。
外に干すと作業の邪魔になるだけでなく、塗料やその匂いが洗濯物に付くことがあります。
工事中は部屋干しやコインランドリーを利用するようにしましょう。
3つ目の注意点は換気に制限があることです。
塗装中は基本的に換気ができません。
ずっと開けられなくはないのですが、塗装中はほとんど開けられないでしょう。
□まとめ
ここまで、外壁塗装の期間がどれくらいかかるかについてご説明しました。
ここで紹介した期間を参考にしてぜひ依頼の予定を組んでください。
当店は君津市周辺で外壁塗装を行っています。
何か気になることやわからないことがある方は、お気軽に当社までご相談ください。
