「リフォームの際、保険はどうすれば良いのだろう。」
君津市にお住まいで、このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
リフォームをする機会はあまりないため、保険について良くわからない方も多いですよね。
そこで今回は、リフォーム保険の加入手続きの流れやそのメリット、デメリットをご説明します。
□リフォームの契約不適合責任とは?
リフォームの際、契約できる保険に契約不適合責任があります。
この保険は一体、どのようなものでしょうか。
契約不適合責任とは、住宅の工事で欠陥があった場合やリフォーム会社が倒産した場合に、補修費などの損害補償を受けられる保険です。
この保険では検査と保証がセットになっており、加入すると保険会社がリフォームの内容を保証するために検査を行います。
そして、工事後に欠陥が見つかった場合や工事の途中で会社が倒産してしまった場合、保険会社から損害分の金額が支払われます。
この保険のポイントは、あくまで加入するのはリフォーム会社であるという点です。
保険を希望する方場合、工事会社へ保険の加入を依頼することで、契約不適合責任が利用できることを覚えておきましょう。
□契約不適合責任の加入から利用までの流れについてご説明!
では、実際に契約不適合責任を利用する際、どのような手続きをすれば良いのでしょうか。
保険の加入から利用までの流れをご説明します。
*保険加入までの流れ
この章では、保険加入までの流れをご説明します。
まず、申し込み書類の提出です。
申し込み書類は会社が保険会社へ郵送する場合が多いため、会社から用意された書類に記名・捺印します。
そして工事完了後、保険内容を記載した控えを受け取ります。
欠陥が見つかった場合、この保証書をもとに保険会社へ請求するため、大切に保管しておきましょう。
*保険請求、支払いの流れ
次に、保険請求や支払いまでの流れをご説明します。
工事後に欠陥が見つかった場合、まずはリフォーム会社に補修工事を依頼しましょう。
するとリフォーム会社が、加入している契約不適合責任の内容に基づいて補修工事を行います。
そして工事完了後、リフォーム会社が保険会社に対して補修工事完了の旨を報告し、保険金を請求します。
保険会社の検査によってその内容が承認されると、リフォーム会社へ保険金が支払われます。
また会社が倒産した場合は、お客様が直接保険会社に保険金を請求することになることを覚えておきましょう。
□契約不適合責任のメリットとデメリットについてご説明!
では、この保険にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリットとデメリットを3つずつご紹介します。
*保険加入のメリットを3つご紹介
1つ目が、リフォーム会社の倒産リスク回避です。
会社が倒産した後に工事の欠陥が見つかった場合であっても、保険に加入していれば、保険会社へ修繕費用を請求できます。
2つ目が、第三者による工事検査があることです。
保険会社の検査員が工事状況を現場で検査します。
そのため、第三者の立場から工事の品質管理を受けられます。
3つ目が、工事の品質が担保されることです。
契約不適合責任を利用するには、リフォーム会社が事前に事業者登録をしなければなりません。
そしてその登録をするためには、保険会社が設定した基準に達している必要があります。
例えば、工事後に欠陥が見つかったことのある会社は登録できません。
つまりこの保険に加入しているリフォーム会社に依頼すれば、工事品質が確保されると考えて良いでしょう。
*保険加入のデメリットを3つご紹介
1つ目が、保険料を支払うことです。
契約不適合責任の被保険者は、リフォーム会社です。
しかしこの保険は任意保険のため、保険料を自身で支払う工事会社は多くありません。
その場合、保険料は申し込みを希望するお客様の負担となります。
保険料はリフォームの工事費用の総額や工事内容によって異なるため、きちんと確認しておきましょう。
2つ目が、保険期間が短いことです。
一般的なリフォーム工事の保険期間は1年間、雨漏りの保険期間は5年間だけです。
保険期間に目を通さずに加入する方も多いため、注意が必要です。
3つ目が、保険に加入することで工事期間が長くなることです。
保険が適用されることで、工事中頻繁に検査が行われます。
例えば、1部屋増築に加えて既存の住宅部分も工事する場合、計4回の現場調査が行われます。
また屋根の工事となると、天候によっては検査が難しい場合があるため、なかなか作業が進まないこともあります。
保険の加入を検討している方は、お子様の進学や仕事の都合も配慮しながら日程を組みましょう。
□まとめ
今回は、リフォームの際に加入できる契約不適合責任について、その流れや加入するメリット、デメリットをご説明しました。
加入から利用までの流れやメリット、デメリットをしっかり理解して、万が一に備えましょう。
リフォームを検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。