千葉にお住まいの方必見!外壁塗装で火災保険を利用するデメリットはある?

「損傷した外壁を塗装する際に火災保険を利用するデメリットがあるのだろうか」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
この記事では、千葉にお住まいの方に向けて、外壁塗装で火災保険を利用するデメリットがあるかどうかについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。

□火災保険の目的とは?

火災保険がどのような場合に適用の対象となるのか、きちんと把握できていない方が多くいらっしゃいます。
ここでは、火災保険の特徴や対象となる自然災害について詳しくご紹介します。

*火災保険の特徴

火災保険という名前ですが、対象が火災に限定されているわけではありません。
火災だけでなく、風災や雪災などといった自然災害の被害の「原状回復」に使用できるのが火災保険の特徴です。

ここで気を付けなければならないのが、「原状回復」という言葉についてです。
原状回復とは、「被害に遭う前の状態に戻す」ことを指し、住まいの機能を向上させることではありません。
よって、破損した箇所を被災前と異なる状態にする場合は対象外であり、従来と同じ状態に戻すために補償されるというわけです。
火災保険を利用する場合は、この大前提を頭に入れておきましょう。

*対象となる自然災害とは?

自然災害と一口に言っても、どのくらいの規模の大きさであれば自然災害と見なされるのか判断するのは難しいですよね。
ここでは、台風や竜巻などの強風による災害を指す「風災」と、洪水や高潮などの災害を指す「水害」の適用条件についてご紹介します。

まず風災に関しては、定義を押さえておく必要があります。
多くの保険会社は、「最大瞬間風速20メートル/秒以上」の強風が発生した場合に風災と見なします。

「台風による強風により、屋根材が破損した」
「竜巻や台風で飛んできたモノが自宅にぶつかって壁に穴があいた」
このようなケースは、風災の対象となります。

一方で、風災によって外壁が色あせたりひびが入ったりしたとしても、新築後10年が過ぎており、経年劣化による影響と見なされた場合は補償の適用外となります。

次に水害についてですが、台風や大雨で家屋が流された場合や、一定の基準を超える床下浸水が起こった際に保険が適用されます。
適用の基準は保険会社によって異なりますが、建物や家財の時価の30パーセントの損害を受けた場合は保険が適用されやすいです。
また、床下浸水は地盤面から45センチメートルを越えているかどうかが、保険適用の基準となります。

*火災保険利用時の注意点とは?

火災保険を利用する際の注意点は3つあります。

1つ目は被災した自然災害に対して、補償がある保険に加入しているかどうかです。
災害で外壁や屋根を破損してしまったため、工事で修復しようとしても、加入している保険がその災害を補償していなければ保険金を受け取れません。
特に水災は、標準プランに含まれていないことが多いため、注意が必要です。

2つ目は火災保険の免責金額についてです。
免責金額とは、発生した災害に対して被保険者が自己負担しなければならない金額です。
破損箇所の補修費用が免責金額よりも低い場合は、保険金が支払われません。
免責金額については、契約時に任意で設定しているはずなので、事前に確認しておきましょう。

また、中には20万円を上回る場合のみ保険料が支払われるプランを選択している方もいらっしゃいます。
このプランに加入している場合、修理費が20万円未満であれば全て自己負担となりますので、ご注意ください。

3つ目は保険金の請求期限についてです。
保険金は、災害による事故発生から3年以内であれば請求が可能です。
この請求期限は、どの会社の保険商品でも共通となります。

しかし、3年以内であっても被害発生から一定の時間が経って申請をした場合、鑑定人が被害状況を調べにくくなります。
状況によっては保険の適用が難しくなる場合もあるため、可能性を上げるためになるべく早く申請した方が良いでしょう。

□火災保険の種類について

前の章で、加入している火災保険の種類によって補償の範囲が異なることを説明しました。
以下では、戸建て住宅向けの火災保険の種類を3つご紹介します。

*住宅火災保険

住宅火災保険は、住宅物件の火災保険として基本的なタイプです。
火災による損害だけでなく、落雷・破裂・風災・雪災などによる被害を補償します。
台風によって外壁が損傷した場合は、外壁塗装が適用される可能性があります。

しかしこの保険で注意していただきたいのが、水害や水漏れ事故による損害についてです。
これらの損害は、保険が適用されません。
洪水・集中豪雨などが水害にあたるので、ご注意ください。

*住宅総合保険

住宅火災保険より補償範囲が広くなったのが、住宅総合保険です。
この保険は自然災害だけでなく、それ以外の災害も補償対象となっています。
たとえば、自動車が自宅へ突っ込んできた場合の破損や泥棒の侵入による損傷でも、保険の適用となります。

また、住宅火災保険では対象外であった水害も保険が適用されます。
住宅に関するあらゆるリスクを総合的に補償してくれるのが、住宅総合保険と覚えておきましょう。

*オールリスクタイプの保険

最後に紹介するのが、上記の2つの保険よりも多様なリスクに対応できる保険です。
この保険に加入していれば、工事規模に関係なく保険金が支払われたり、生活スタイルに合わせて細かく補償範囲を設定したりすることが可能です。
さらに付帯サービスとして、カギの紛失や水回りのトラブルにも対応してくれる保険もあります。

以上が、火災保険の適用範囲別の種類です。
適用範囲によって加入にかかる金額は異なるため、お住まいの地域で起こりやすい災害や生活スタイルに合わせて適当な保険をお選びください。

□火災保険の適用に必要な書類は?

火災保険を適用するには、いくつかの書類を保険会社に提出する必要があります。
以下では、保険金を受け取るために必要となる提出書類を4つ紹介します。

1つ目は「保険金請求書」です。

これは、保険が適用された際の振込先について指定するための書類です。
ご自身の名前や住所、電話番号などの基本情報を記載します。
加えて、振込先口座番号を記入しましょう。

2つ目は「事故内容報告書」です。

これは、自然災害によって受けた破損の状態や原因などを保険会社に説明するための書類です。
この書類をもとに、現場調査が行われます。
屋根や外壁など、どのあたりが被災しているのか具体的に書き出すようにしましょう。
事故内容を細かく記載しておく方が、後々審査が通りやすくなります。

3つ目は修理の見積書です。

修理の見積書は、修理を依頼する専門業者に依頼して作成してもらいます。
この見積もり金額が、支払われる保険金の参考になります。
修理内容の詳細だけでなく、材料費や人件費などを含めた費用の明細が必要です。

4つ目は破損箇所の写真です。

これは、修理が必要な破損箇所の写真のことです。
被災直後の状況をより細かく伝えるために必要となります。
見積もりに来た業者の方に写真を撮ってもらうよう依頼しましょう。

以上が、火災保険を申請するための必要書類です。
これに加えて、印鑑証明書が必要となるケースもあります。
書類に不備があれば、保険金が受け取れなくなる可能性もあるため、忘れずにきちんと準備しておきましょう。

□火災保険を利用するデメリットは?

最後に、火災保険を適用するデメリットについてご紹介します。
火災保険の種類によっては、工事費用の全額を負担してくれる場合もあり、「うまい話には裏があるに違いない」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論として、修復にあたり火災保険を利用すること自体にデメリットはありません。
保険金をどれだけ使用したとしても、契約で支払う金額が上がるわけではないからです。

しかし、工事を依頼する業者の詐欺には気を付けなければなりません。
塗装・リフォーム業者の中には、火災保険での工事を詐欺手段として用いている業者や、虚偽申請による保険金の不正受給をすすめる業者も存在します。
このような業者の詐欺に引っかかってしまうと、思わぬ出費が発生する可能性があります。
火災保険の利用自体デメリットはありませんが、悪徳業者の罠にはめられることがないように気を付けましょう。

なお、悪徳業者を見極めるポイントとしては、以下の2つが挙げられます。

1つ目は「無料で修理できる」と断言する業者です。

前述のとおり、保険金がおりるのかどうかは、被保険者が加入している保険のプランによって異なります。
契約内容を知らない状態で、保険がおりるのかどうか判断することはできません。
「無料で修理できる」と安心させ、早々と契約を結ばせようと考えているケースが多いため、すぐに契約することのないように気を付けましょう。

2つ目は保険金の一部を修理業者へ支払わせる契約を結ばせる業者です。

契約条件に、「保険金の20パーセントを申請手数料として支払う」といった条件を設けている業者は、間違いなく悪徳業者です。
火災保険の保険金は修理費用の補償として支払われるためのものであるため、業者に渡すといった用途はありません。
保険金の一部を申請手数料として支払ってしまった場合は、その分の修理費用をご自身で負担する必要があります。
このような事態を防ぐために、事前に契約内容をしっかりと確認しましょう。

*火災保険以外に工事費用を安くする方法は?

最後に、外壁塗装をするにあたって利用できる補助金についてご紹介します。
お住まいの市区町村によっては、外壁・屋根塗装の工事に助成金や補助金がおりる場合があります。
もし申請が通れば、平均として10万円~20万円、地域によっては30万円近くの金額が受け取れます。
市区町村によって条件や申請方法が異なるため、気になる方は自治体のホームページをご確認ください。

また、火災保険と助成金を同じ工事に使えないことも頭に入れておく必要があります。
被害に遭った際は、まず火災保険が適用されるかどうかを確認し、保険の適用が難しい場合は助成金や補助金が使えないかどうか確認することをおすすめします。

□まとめ

今回は、自然災害の被害に遭った際に利用できる火災保険の特徴や利用する際の注意点についてご紹介しました。
火災保険の利用自体にデメリットはありませんが、悪徳業者には細心の注意を払う必要があります。
被害を受けた自宅を修理したい方がいらっしゃれば、お気軽に当社へご相談ください。

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