外壁塗装をお考えの方はいらっしゃいませんか。
外壁の塗装方法は大きく分けて吹き付けと手塗りの2種類があります。
それぞれに特徴があり、使用する道具も違ってきます。
2つ種類があると、どちらの方が良いのか気になりますよね。
そこで、今回は吹き付けと手塗りの違いやどちらにした方が良いのかについてご紹介します。
□吹き付けと手塗りの違い
最初にご紹介する違いは道具です。
手塗りの場合にはハケ、ローラー、塗料を入れるためのバケツなどが必要です。
一方で、吹き付けで塗装を行う場合はエアガンやスプレーガン、多くの養生道具、シンナー、大量の水などを準備する必要があるでしょう。
1人では作業が行えないため、別の職人さんも吹き付けをサポートします。
少し手塗りよりも手間や道具が多いと覚えておきましょう。
それぞれの方法が適している施工の範囲にも違いがあります。
手塗りと吹き付けにはそれぞれ適した施工の範囲が存在します。
手塗りは狭い範囲を塗装するのに向いていて、吹き付けは広範囲を施工するのに向いています。
最後に紹介する違いは、施工の難易度です。
手塗りはハケで狭い場所を塗ってから、広い場所をローラーを使用して塗装します。
そのため、手塗りの場合には特別な技術が必要なく、ある程度の技術を持っている職人であれば、新人からでも施工できるでしょう。
一方で、吹き付けは塗装を行う面積は関係なく、全ての面を吹き付けで行います。
平面ではない場所も均等に塗装する必要があるので、難易度がかなり高い作業と言えるでしょう。
そのため、新人の職人に任せることはできず、技術がある職人でも1人で行うことが難しい作業です。
難易度は手塗りよりも吹き付けがかなり高いと覚えておきましょう。
□吹き付けと手塗りのメリット
*手塗りのメリット
1つ目の手塗りのメリットは塗料を効率的に使用でき、無駄を最小限に抑えられることです。
手塗りの場合には塗料が激しく飛散してしまうことがなく、適切な量の塗料のみで塗装できます。
2つ目の手塗りのメリットは高所の作業に向いていることです。
手塗りは飛散が少ないので、周辺の住宅に塗料が飛び散る可能性が低いです。
そのため、高所で作業をしても近隣の方に迷惑をかけることも少ないでしょう。
3つ目のメリットは塗料の厚塗りが簡単なことです。
手塗りの場合にはハケやローラーを使用して塗装を行うので、吹き付けに比べて厚塗りがしやすいと言えるでしょう。
最後のメリットは安全に施工ができることです。
安全に施工したい方は手塗りを選択しましょう。
*吹き付けのメリット
吹き付けの1つ目のメリットは多様な仕上がりにできることです。
複雑なデザインや凹凸がある立体感などを表現したい場合には吹き付けがぴったりでしょう。
多様な仕上がりにしたい方には、吹き付けがおすすめと言えるでしょう。
しかし、技術力の高い職人さんが施工する必要があるので、業者選びが大切です。
2つ目のメリットとして補修跡がわかりづらいことが挙げられるでしょう。
そのことに加えて、重厚感も長期間維持できます。
最後に紹介するメリットは広範囲の塗装を短時間で効率的に行えることです。
狭い範囲の場合には手塗りの方が短い時間で塗装が行えます。
広範囲を塗装する場合には吹き付けの方が早く仕上がるでしょう。
また、費用という面でもこのメリットが力を発揮し、コストカットにもつながるでしょう。
□手塗りと吹き付けどちらが良いのか
外壁塗装において、手塗りと吹き付けどちらが良いのでしょうか。
外壁塗装をするならより良い施工方法で塗装してほしいですよね。
しかし、世間には「手塗りの方が耐久性のある外壁塗装を実現できる」と言う業者もいれば、「吹き付けの方が綺麗に仕上がり、耐用年数を長くできる」と言う業者もいます。
実際どちらの主張も正しいでしょう。
結論を言うと施工手順を守って塗装をしているのならば、どちらの方法を選択しても差はほとんどありません。
施工方法よりも大切なのは施工品質の良い業者を選ぶことです。
自分がしてほしい施工方法で行ってくれる業者だとしても、施工品質が悪いと元も子もありません。
例えば、塗膜が厚すぎると塗料の性能が最大限に発揮されない可能性があります。
塗料は単位面積当たりの塗布量が決められています。
そのため塗料が多すぎると、表面だけ乾いて中は乾かなかったり、重力に耐え切れずに流れ出したりすることもあるでしょう。
このような施工をすると後々塗膜が剥がれやすくなってしまいます。
後悔しないためにも、業者を選ぶ際にはしっかり吟味して、施工方法にとらわれず、施工品質の良い業者を選ぶようにしましょう。
□まとめ
今回は手塗りと吹き付けの違いやどちらにした方が良いのかについてご紹介しました。
どちらにもメリットがあり、重要なのは業者選びだということがわかっていただけたと思います。
外壁塗装を検討中の方は、是非今回の記事を参考にしてみてください。