【前編】塗装の中塗りはなぜ必要なのか?

僕が考える仕事で大切なこと

職人の宮崎です。
雨続きから一転、晴れが続きそうで現場も進みます。
今日は君津市の現場で、破風板の中塗り作業ですね。
雨樋は今回銅で出来ていて塗らないので、塗料を付けないように慎重に作業していきます。

劣化した塗膜をケレンして、下塗りを塗布してある状態から作業してます。
中塗りと上塗りは原則同じ塗料を塗ります。

同じ塗料で、何故中塗りが必要なのかと疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。

なぜ必要なのかご説明いたしますと、中塗りをすることによって、凹凸がなめらかになり、上塗りの際凹凸のない状態で塗装をするのできれいに仕上がるためです。

ここで、悪徳業者の手法として、「うちの職人は中塗りなんて行わなくとも技術があるから上塗り一回できれいに仕上げますよ」などという業者も少なからず存在します。

ですが!技術力と塗装工程を飛ばしてよいかは別の話です!

塗料は1回で仕上げるために多量に塗ってしまうと粘り気があるため塗りムラが起こります。

また、反対に薄く塗ると、多量に塗ったときに比べて塗りムラは少なくなりますが、塗料自体の性能が発揮できないという結果になります!

せっかく遮熱性や防汚性などの性能を期待して塗り替えをしているのに、その性能が発揮できていなければ本末転倒ですよね。

ですので、適切な量を中塗り、上塗りの2工程に分けて行うということが大切なのです。

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